<作詞家 山元みき子>
って誰じゃーい!と言われる方が99.9%でしょう、うん。
メジャーですよ、いっぱい作詞してるし、詩人で著作もいっぱいあるし写真家でもあるみたいですね…知らない?
確かに“山元みき子”じゃぁ知らないか。
それじゃあね
銀色夏生は?
これなら知ってる人の割合は増えるでしょうね。
“山元みき子”と言うのは彼女が“銀色夏生”名で活動する前の名前なのです。
とはいえ、“銀色夏生”で作詞などをしてからもこの名前使ってらっしゃいましたけどね。
“銀色夏生”の名前で沢田研二さんの『晴れのちBLUEBOY』(’83)を書いたのが作詞家デビューとされているみたいですが、同年に“山元”名でも作詞をされています。
その詞を提供した歌手は…
〝またかよー!〟太田裕美。
太田裕美が’82年2月から10月までニューヨーク にリフレッシュ修行(当時は『逃げた』と言われていたなぁ)に行き、帰国してから今後の方向性を模索しつつ発見したのが“銀色”氏の詞の世界だと言うことです。
’83年10月リリースのアルバム『I DO, YOU DO』に8曲、’84年6月の『TAMATEBAKO』に6曲、あとシングル盤にもいくつか提供しています。
“銀色=山元”氏の歌詞につけられた曲は…ぶっとび(爆)
『I DO~』にしても『TAMATE~』でも、狙ったコンセプトは
“ジャパニーズ・ポップス”
今の“J-POP”とはまた別物。
“純”日本調のメロディをポップスにしよう!というモクロミ。
しかして出来あがったのは…
中国調旋律に日本“歌謡曲”アレンジのテクノ仕立て…と言いやぁいいんでしょうか
確かにPOPしてます。
当時初めて聞いた感想は、まさに“ぶっとび”でした。(笑)
拒否反応を起こすファンもいたくらいですからね~。
だもんで、後に“銀色”信者の友人に聞かせると
「違う!こんなの絶対に違う!!!」
あからさまな拒絶反応(笑)
今聞くと、一風変わったアレンジではあるけれど、そんなに違和感はないと思うんだが…
百読は一聞にしかず。興味のある方、よろしければご試聴を。
『I DO, YOU DO』 あなたらしく、わたしらしく
品番:SRCL-5091 価格:1,529円(税込)
’83年録音 ’01年CDリリース (発売中)
1、満月の夜 君んちへ行ったよ※
2、葉桜のハイウエイ※
3、お墓通りあたり※
4、ガラスの週末※
5、こ・こ・に・い・る・よ※
6、移り気なマイ・ボーイ※
7、パスしな!※
8、ロンリィ・ピーポーⅢ
9、ロンリィ・ピーポーⅡ
10、33回転のパーティー※
(※印が“山元みき子”作詞)
『TAMATEBAKO』
品番:SRCL-5092 価格:1,529円(税込)
’84年録音 ’01年CDリリース (発売中)
1、青い実の瞳※
2、ランドリー
3、花さそう鳥目の恋人※
4、ささら※
5、グッバイ・グッバイ・グッバイ※
6、夏へ抜ける道
7、よそ見してると…
8、チラチラ傘しょって※
9、ロンリィ・ピーポーⅣ
10、ねえ、その石は※
Single
『青い実の瞳』
’84年録音 (EPレコード)
A/ 青い実の瞳※
B/ バラになって逃げよう※
『雨の音が聞こえる』
’84年録音 (12inシングル盤)
A/ 雨の音が聞こえる※
B-1/ 夢からさめても※
B-2/ ひとりごとブランコ※
上記シングルは
『太田裕美 Singles 1978~2001』
MHCL-10006~10007(二枚組) 価格:3150円 (発売中)
リリース:’04年
に収録。
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誰もが一度は耳にした事があるであろうこの印象的なフレーズ。「木綿のハンカチーフ」で一世を風靡した個性派シンガー、太田裕美さんの全シングルを網羅したベスト版を購入。ああ・・・聞こえてくるぜ聞こえてくるぜ。四方八方からの「何故、今?」の大合唱が(笑)いやー、以前から太田さんのどこまでも透明で、いつまでもイノセンスなボーカルにはむちゃくちゃ心惹かれまくってはいたのですがいかんせん年齢的な隔世の感が... [続きを読む]
高校の同窓生です。同窓会名簿には山元みき子さんは見あたらないので,おそらくこれもペンネームだと思われます。
投稿: 同窓生 | 2013年1月16日 15:41