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2009年12月30日

<『考証』の恐ろしさ>

をを!、今度は5ヶ月放ったらかしでしたか…
どうもです (;・∀・)

先日net上で、ある写真を拾った入手したのをきっかけに、
こちらも久々に再開しております。
それで『考証』の真似事などをしてみた訳ですが…

時代劇などの考証は、年代的に見ておかしい所がないかとか
設定など背景に無理がないかをチェックする事を示します。
私の言う模型的な面の考証も、まぁそれと似たようなもので、
昭和16年時の戦艦模型にレーダーが載ってるのがおかしいとか、
駆逐艦にピンク塗装(ねーよ) はイカンとか。

さて、ところで『考証』のどこが怖いのか?
今回やったのは写真の『検証』なんですが、一応それも考証と言う事で。
とりあえず一つの結論にたどり着いたのだけれど
怖いのはその結果が出た時の心理。

模型やミリタリーマニアに限った事ではないだろうけれど、
“誰もやっていない事を自分がやった”快感?に溺れるのが怖い。
…と思った。

写真に写った事柄を検証しただけなのに
まるで自分がそれを発見したかのような優越感、
いっぱしの研究者にでもなったかのような陶酔感、
などなどをほんの一瞬だけれども感じてしまった。

いや待て!そんな気持ちでいると
「あいつやあいつ(笑 のようになってしまう!」
誰だよ?(笑
すぐにその事が頭をよぎって正気に返りましたがね。

いるんですよ、実際にそんな気持ちに浸ったまま
自分を誤解して突っ走ってしまった連中が。
それが原因で“某所”で叩かれまくっていますが…

占いでも似たような事があるようですけれども、
人の振り見て、とはよく言ったものです。
自分に酔わず、自惚れず、今の自分を過信せず、満足せず、
日々これ勉強、とこれからも自分を磨いて行かねばと
年の瀬に深く感じた次第です。

あと、更新もちゃんとやらなければと思ったのはナイショ

2007年8月31日

<オークション・シンドローム>

前回にも書いていますが、オークションにハマってます。
いや、もう前からやってるんですが、最近は頻度が上がってきてるかな…と。(汗)
( ̄□ ̄;)

でも、思わぬ掘り出し物があったりして、目が離せなかったりするんですよね。
最近の(個人的な)超お得は

①『戦艦武蔵建造記録』
②『戦艦大和・武蔵戦闘記録』

でた!こらまたマニアックなものを… (^_^;)
①は定価24,000円のところを6,000円。
②が定価8,000円のところ、3,000円。
もうね、どっちも半額以下なんて、三宮の古本屋や“さんちか”の古書市じゃー考えられない値段っす。

でも、これには秘密がありまして。
実はこれらの書籍の出版元が倒産しちゃったんですよね。
だから在庫が古書店などに流れている、と。

数年前までは高額でとても手の出なかった書籍が安価で買えるのは嬉しいのですが、裏事情を知ってしまうと手放しで喜べなかったりもします。
(´・ω・`) ショボーン

2007年6月 9日

<供給過多?>

いらないものを整理して、使えない物は捨てるが
まだまだ使えそうな物はオークションへ。

オークション出品者の出品理由は大概がこんなところでしょう。

オイラもご多分に漏れずに出しました。いろいろと。

そんな中に、もう作らないであろう航空機のプラモもありまして。
死ぬまで?艦船模型一筋でいくと決めましたからね。
(とは言え“零戦”と“ファントム”はしっかりキープしていたりするのだが)

オークションへの出品を終えて、自分の出したのはどこら辺にいるのかと
該当するカテゴリーをクリックしたら…
多い!メチャクチャ多い!
航空機の出品ってこんなに多いんかいっ!

それらの出品を仔細に眺めていくと、出品のほとんどを占めているのは
【食玩】と呼ばれる完成品。
もうね、ハンパな数じゃないですから。

おいらがいつも“入札する”方で利用する艦船模型のカテでは
それほどでもないんですが、航空機のカテでは『これでもかっ!』
って言うくらいの膨大な数。

一時期ほどではないにしろ、今でも航空機の【食玩】(食じゃないのもあるけど)は手を変え品を変え、いろんな機体がスーパー、コンビニをはじめ、“東急ハンズ”にまで並んでいる始末。

でも、そんなに需要ってあるんですかね?
オークションで売られている数多くの【食玩】を見ていると、
一般の購入者よりもオークションに出品目的で仕入れてるんじゃないか?と思わせるような出品率。

この出品されている【食玩】の何割がこのカテを何周回するんだろう?と考えてしまいますね。

2006年6月30日

<間違い探し>

Q:下の写真には明らかなマチガイがあります。
どこでせう?

709

A:金剛級戦艦の最上甲板(2番主砲塔基部のデッキ)
『木甲板』ぢゃ!このヴォケっ!!
<(`^´)>

これが模型専門誌のすることですかね?
それも“表紙”で…
ホントに『堕ちた』もんです。
ヽ(ーー;)/

いくらエッチング使った作例でもねぇ。。。

基礎からやり直ししてこーい!

2006年6月21日

<複雑な心境 (@_@;) >

えー、占い師のお仕事のほかに
<御影重工造船>として模型製作のお仕事もやっておりまして
この春からオファーをいただき、日々製作に励んでおります。
(ご注文いただいた方、申し訳ありません。もう少々お待ちください)

ただ。。。。。。

最近。。。。。。

見えにくい。

なんかねー、以前に比べてパーツが見えにくいなーってね。
(´・ω・`)

で、こんなの買ってしまいました(汗)

Top

《タミヤ ワークスタンド (レンズ付き)¥8,400》

いやはや、こんなのが必要になるとはね。

『認めたくないものだな…
自分自身の年齢ゆえの衰えと言うものを…』

2006年6月16日

<模型誌の老舗が…>

昨年の映画《男たちの大和》に絡む“大和ラッシュ”もそろそろ沈静化してまいりましたかね?
振り返ってみれば、あの《ホビージャパン》誌までが大和に手を出した(同誌は模型誌ですが、今はほとんどガンプラ&キャラ専門誌)程ですから、ある意味模型&出版業界では“大和景気”ってのがあったのかな?

それはさておき模型誌の老舗、スケール路線(リアル指向)の雄(のはず。カッコが多いぞ!)
《モデルアート》誌からも出ちゃいました!↓

Modelingguide
《モデリングガイド 日本海軍戦艦大和》

そりゃぁね~、期待するよね。
最近では《艦船模型スペシャル》の作例も、仲々のレベルだし。
(ハズレも多いけど…) (ーー;)
何つったって、スケールモデル一本槍で今まで生き残ってきた雑誌ですからね。

…がっ! (以下誌面から抜粋&ツッコミ)

『製作ガイドテーマ・1』
マスキング云々の解説ご苦労様。初心者向けですか?でも初心者がイキナリ噴き付け塗装するもんでしょうか?

『製作ガイドテーマ・2』
“ベテランモデラーが辿り着いた究極テクニック!”とか言いながら初心者の方にも出来るように…って、ズレとりゃせんかね?おまけに金属パーツに交換してる砲身までズレてますが。

『製作ガイドテーマ・3』
タミヤの1/350を“素組み”かいっ!

『思い出の名作《大和》キット』
うんうん、増刊号ならこう言う本誌(月刊)でやれない企画上げるよね。って、ストレートに組んで触りだけ紹介してオシマイって。。。(汗)

『高橋ヤスヒコが作る1/250大和』
はい、このヒトが作ってるってだけでこの記事はスルーします。自分とはどうも作風が合わない。加えてあまりメジャーではないキットで記事1本ですか、そーですか。

(;一_一) (;一_一) (;一_一) (;一_一) (;一_一)

もうね、2005年5月号の《余りにもレベルが低くて無残な作例として模型誌上ワースト1に輝くであろう》ニチモの1/200大和を自画自賛で掲載した時点で“モデルアート社の大和”には期待してはいけなかった…
とにかくこの本の値打ちは1/500の図面だけですな。
岡本好司氏の図面3枚で1,800円かぁ、安いかも(笑)

如何な“大和フリーク”と言えど、この本は

『さぁ~て、いっちょ大和のプラもでもつくってみよっかー!』
と言う初心者サン以外には

必要ないでしょう。

無くても困らない本です。
どうせ1,800円出すなら、

巡洋艦のキットでも買って自習する方がマシ。

 

2006年2月 6日

<“大和”本、読むなら(見るなら)コレ♪>

映画『男たちの大和』の前宣伝、でもないでしょうが昨年の夏からいわゆる《大和本》が雨後のタケノコの様に湧いて出ております。
 ついにはガンプラ&キャラもの専門誌(とは言い切れないが)の『ホビー・ジャパン』まで“大和”が出てくる始末。
(模型誌だから別に構わんのだが…)

普段は海軍モノとは縁もゆかりもない生活をされている人がほとんどだと思いますが、その中のコンマ数%でも“大和”に興味を持った方へ、この映画人気にあやかって一儲けをたくらんだ時流に乗った《大和本》のチョイスをアドバイス♪

◎初級

 まず、『戦艦大和ってどんな船だったの?』レベルの方向け。

bokuyama

【僕たちの好きな戦艦大和】
別冊宝島
■定価:1200円(本体1143円)
■雑誌:66080-61
■ISBN:4-7966-5022-9
■2005年12月2日発売

まぁ、《読み物》としてはこの程度で充分ではないでしょうか?
他にゴチャゴチャと出ている1,000~1,500円程度の本なら、これと大同小異、てなところです。

◎中級

 “大和”と言うフネをもっとビジュアル的にも構造面からも突っ込んで知りたい!という病気度マニア度が嵩じてきた人には…

ushio-yamato

月刊「丸」別冊 【究極の大戦艦 大和・武蔵の真実】
発行年月日:2005年11月15日
定価:1600円
(本体1524円)
雑誌コード:雑誌08308-12
発行:潮書房

コレはわりとオススメですね。《大和ミュージアム》の1/10“大和”の詳細写真、イラスト付きの各部解説、主砲部の図面つき解説、大和・武蔵変遷史、Q&A、などで、変遷史は『丸スペシャル 大和・武蔵』から、その他戦記などはバックナンバーからの再録ですが、初心者の方が読んで、見ても判りやすい構成になっています。
この本の極めつけはマンガ『ヤマトの亡霊』(!)
あの『8(エイト)マン』の桑田次郎が書いています。コレも25年前の「丸」本誌からの再録なんです(なんで知ってるんだ!)
“ヤマト”(作品中ではカタカナ表記)は潜水戦艦だったんだそうです(笑)

◎上級

とに
かく『本物の“大和”が見たい!』人ならば…

EIENYAMATO

戦艦「大和」永遠なれ! 写真集<空前絶後・永久保存版>
KKベストセラーズ

編・著 原 勝洋
定価(税5%) \4,200
( 本体価格 \4,000 )
判  型 B5上製
刊 行 年 2005.12.15

 ちと大袈裟なタイトルですが、世に出ている、そしてこの本でしか見れない“大和”(一部“武蔵”)の写っている写真と図面を目一杯収録してある本です。
レイテ沖海戦、沖縄特攻、構造解説など、上手にパート分けしてあるので内容に不自然さがありません。
ただ難点は掲載されている写真が(モノによっては)暗い焼き上がりなので見難い点がある事かな。


musasiyamato

日本海軍艦艇写真集 別巻 戦艦大和・武蔵
ダイヤモンド社
定価(税込):3990円
発行年月:2005年04月 取扱い可能
判型:A4横 造本:上製 頁数:144
ISBNコード:4-478-95054-7


 呉の呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)が所有する写真を(極力)1カット1ページのコンセプトで編集した写真集シリーズの別巻。
これも“大和&武蔵”の写真と図面だけで構成されており、先の《~永遠なれ》に収録されていない写真がありますが、こちらは説明文は最小限。
 写真は大きくて見やすいのですが、図面は見辛いです。

これらの写真集、どちらも4,000円代なのでそうおいそれとは手が出ないでしょうが、マニアなら買わずにいられないでしょうね。
あ、初心者向けのガイドがいつのまにかマニア向けになってる…(汗)
(^_^;)

2006年2月 1日

<お気に入りに追加?>

自慢出来る事ではありませんが…

オイラ新譜の(つか新品の)CDをほとんど
正価で買いません。
大抵は中古に流れるのを待ちます
(ホンマ、自慢にならんなぁ

んがっ、今回は買っちまいました。
いや、イイ物とか買う価値があるな、と思ったら買うんですってば(汗)

さて、今回手を出したのは…
↓コレと

mink1

↓コレ♪

mink2

歌ってるアーティストさんは
MINK(ミンク)さん、です。
最初は半信半疑で買ったんですが、
仲々に【買い】のディスクでありました。

ココでプロフと曲の試聴(何と全曲!)出来ます。
いや、良い時代になったもんだなぁ。

正直言うと、実は歌よりもジャケットイラストで買っちゃいました♪
ノ(´д`) ヘヘヘ

ハイ、オイラこの手のイラストに弱い?っす。
見るなりノックダウンされちまいましただよ(汗)

このジャケットを手がけているのは
新進のイラストレーターena(エナ)さん。
詳しくはココで。
あ”~っ! 《りそな銀行》のカード欲しい!(笑)
o(><)O O(><)o

2006年1月18日

<観に行きました>

公開から1ヶ月経って、やっと観てまいりました、『男たちの大和』

ストーリーやロケセットの再現度についてはいろんな所で述べられているので、ここでは割愛しますが今回お話するのは『大和』の撮影の方法について。

ディティール(細部)については良く考証がなされていましたね。撮影用のアレンジもありましたが、特に苦言を述べる部分もないでしょう。
ええ、昭和20年になってから増備された両舷の25ミリ機銃のシールドが角張った縁の戦時急造型じゃないじゃん、なんて言いませんよ(笑)
艦橋トップ、防空指揮所と15m測距儀のクリアランスが低過ぎて、あれじゃあレーダー操作で測距儀を旋回させると、見張員はもとより指揮をとってる有賀艦長までなぎ倒されるんじゃないかなんて、思いませんでしたから。ハイ。(^_^;)

さて、気になったのは『大和』の全景。
スチール写真やポスターを見ると、なーんかオモチャっぽい。
本物の『大和』の写真と見比べてみると、違うんですよね。原因は撮影する時に使用されたレンズの違いと(やっぱりの)スケール感です。

公試運転中の大和の写真は、恐らく運転状況観測用の随伴艦が、ほぼ500~800メートル離れたところから撮影したものであると思われますが、その時に恐らく長大な船体の全景をフィルムにを収めるために広角レンズ(パノラマサイズが撮影できるアレです)が使用された可能性があり、これは横方向のデフォルメ感が強調されてしまいます。
船体が長く(特に艦首部)艦橋部がこじんまりと写っているのはそのせいでしょう。

スケール感についてですが、これは実物と写真と図面の奇妙な関係、とも言えるものです。
身近なところで乗用車を例にとってみましょう。
車は乗り物としては人間が“乗り込む”(乗っかって、ではない)ものです。つまり人間よりも大きい物です。
これを外から眺めると、全景を見るならばどうしてもある距離まで離れなければならない。
でも、遠近感の影響で必然的に手前のボリュームが強調されてしまうのです。
さて、同じ車を写真で見るとこの遠近感が更に強調されてしまいます。特にパンフレットや広告のリリース写真などは『見た目の印象』が大事ですから、撮影アングルはかなりデフォルメ気味にされています。

次に、この実車の図面を正確に模型で再現すると『なんか違う』どころか『全然違う』印象になる事があります。
これは普段目にしている視点がどちらかと言うと“同じ高さ”か、もしくは“見上げる”のに対し、模型の場合では“見下ろす”視点になるからと言う事が原因です。
つまり、先に述べたスケール効果によって、大きさが違うとその印象までもが大きく異なったものになってしまう訳です。
ですから模型メーカーの設計者は実物の図面通りに製品を開発すると『似てない!』『○○らしくない!』と叩かれる事を良く判っているのです。
この『らしさ』を再現するのに模型のメーカーさん(設計者)は苦労するのですが…

さて、今回の『大和』ですが、その撮影には呉の《大和ミュージアム》にある1/10模型と、撮影用に作られた1/35模型が主に使用されています。
これらは“実物の再現”の精度は極めて高いものだと言えますが、撮影に使用する段階で前述の“スケール効果”と“デフォルメ効果”の再現度についてはちょっと『足りなかった』と言う事ですね。

これにもう一言付け加えれば、船体の『高さ』が気になりました。なーんかね、『腰高』なんですよ。
船体が“短くて高い”と感じるから、どうしても『大和』の巨大さが半端になった感じは否めません。
これもスケール効果の一つでしょう。
『大和』を攻撃するアメリカの艦載機の圧迫感を出そうとワザと大きめに見せたこだわりは判りますが、主役が置き去りにされてしまいましたね。

だからと言ってこの映画が駄作だと言う事ではありませんよ。
東宝の『連合艦隊』に比べれば遥かに“硬派”な作り(笑)
ワザとらしい“お涙頂戴”もなかったしな~。
原作を上手くアレンジしてきちんとした作品に仕上がっております。
オイラは後半ずっと涙ダダ流しだった事はここだけのヒ・ミ・ツ♪

2005年12月 3日

<イキナリですが、『波動砲』> 後編:波動砲

さて、お待たせしました(待ってねぇ)の後編です。
今回は『波動砲』そのものについての解説であります。

《波動砲操作便覧》(抄)
地球防衛軍本部広報局編
『波動エネルギー・その理論と応用』より

● 概説
 波動砲とは、一般に知られている通り、波動エンジンからの波動エネルギーを、発射口から強制噴出させ、強大な破壊力を得る事の出来る兵器である。
 波動エネルギーとは、波動エンジン内のタキオン粒子波動により、局部的に発生した閉鎖亜空間によって産み出されたエネルギーであり、それはこの閉鎖亜空間自体、ひとつの小宇宙と仮定できるため独立した宇宙の持つ単位エネルギーに匹敵するエントロピーを維持している。
 空間とは、独自の特異性をそなえたエネルギーの集合であり、通常その特異性にしたがった質量を持って存在する。しかし波動エンジン内の閉鎖亜空間は、絶対光速度に束縛されず、時間を遡行して進むタキオン粒子の位相をコントロールする事によって作り出された小宇宙であり、その曲率半径はマツモト・ホルストハイムマンの解に従って内側にのめり込み、すべてのエネルギーは波動の形でのみ存在している。
 この波動エネルギーは、重力波、電磁波、素粒子波の複合した次元波動であるが、その80%はタキオン粒子波動である。したがってこの波動砲を受けた標的は、力学的衝撃に加え、空間的、時間的衝撃が浴びせられ陥没した時空局面の中に埋没してしまう。その影響は、標的周辺の空間にも及び、ヤマトクラスの波動砲で約6千万立方キロの空間にまで被害を及ぼす事が可能である。

● 使用の決定
 概説でも述べたように、波動砲の破壊力は、ほぼ究極的なものであり、又その原理が宇宙存在の本質的な問題に関わるだけに、地球連邦政府により、その安易な乱用はきつくいましめられている。波動砲の使用は、原則として中央司令部の許可が必要であるが、辺境宇宙空間において作戦行動中には、実際的にその手続きは不可能であり、すべての判断は艦長にまかせられる。艦長は標的の規模、波動流が起こす2次影響などを統合的に考慮の上、不可避のばあいにのみ波動砲を使用する。

● 波動砲の物理的制約
・ ワープ直後などの場合で、波動エンジン内圧力が40%に満たない場合。
・ 艦体に物理的ダメージがあり、発射のショックに耐えられないと判断される時。
・ 発射機構、及びエネルギー伝導管異常があり、エネルギー漏洩の恐れがある場合。
・ 艦体の微制動操縦が不可能な場合.。
・ 砲口内に異物のある場合。
以上の場合、波動砲を使用する事は出来ない。

● 発射操作
・ 艦長は、波動砲使用の決断と同時に、統合管制パネルの動力集中制御ダイアルを、波動砲発射態勢に切換え、全員に波動砲の使用を宣告する。
・ 機関長は主推進制御弁を閉じ、主推進機関を停止する。以降の航行は補助推進機関によって行う。
・ 艦内総合送電パネルの、2次系統から4次系統までのスイッチを切る。これは発射後、波動エンジンが停止してしまうため、再発動のための補助動力として、電力を残しておくための処置である。
・ 波動エンジン内のエネルギー弁をすべて閉鎖。波動エンジン内のエネルギー充填率が80%に達するのを確認。
・ 波動砲への回路を開く。波動エネルギーはエネルギー電動間を伝って波動砲薬室内に流れ込む。
・ 強制注入機作動。薬室内圧力が発射点の120%に達するのを確認。波動砲薬室は突入ボルトと連動しており、発射には力学的手段を用いるため、約20%のロスが見込まれる。そのため、完全な状態で作動させるには、最低120%のエネルギーが必要となる。
・ 安全装置の解除。波動砲には4段階の安全装置があり、薬室内の圧力増加にともなって、第一から順に解除してゆく、圧力が120%に達した時点で、最終安全装置である薬室尾栓部のセイフィティロック・ボルトが引き込み、何時でも発射可能な状態になる。
・ 艦の操縦をチーフ・パイロットから波動砲射手に移譲。
・ 射手は、波動砲トリガーを火器管制コンソール手前にセットし、トリガーのロックを解除し、遊底を引き出す。
・ ターゲットスコープをオープンし、電影クロスゲージの明度を20にセットする。
・ 舷側の制動ロケット、及び補助推進機関を操作し、ターゲットスコープの軸線上に標的を乗せる。
・ 対ショック、対閃光防御を全員に指示。直接外を見ている者は、閃光防御グラスを装着する。発射の衝撃で艦は一時後退するため、そのショックにそなえる。
・ 波動砲発射口の多重シャッターを開口。
・ トリガーを引き絞る。発射桿の遊底が前進し、同時に突入ボルトが薬室尾栓部に突っ込み、薬室内のエネルギーは軸線にそって直進。発射口を出て目標に到達する。

 さて、これだけのプロセスを経て発射される『波動砲』ですが、その破壊力には諸説あります。
実績としては木星の浮遊大陸(オーストラリア大陸程度の規模)を楽に吹き飛ばし、ガミラス本星の岩盤(約16キロ)を粉砕しておりますけれども、一説によると
『惑星を吹き飛ばすとなるとヤマトも無事ではすまない』(石津 嵐:著 《宇宙戦艦ヤマト》)
との発言があります。しかしこれは惑星の構造と、よほど当り所が良くなければ無理の様ですし、自分が余波でやられてしまっては意味がありません。
ヤマトクラスの波動砲ならば、北米大陸程度の物体を破壊できるのがMAXと見なしておいた方が良いでしょう。
この波動砲はその反動も強烈だと想像できますが、これを吸収?するのに『重力アンカー』を使用している事が確認できます。(『宇宙戦艦ヤマト2』12話)
では、この『重力アンカー』とはいかなる物か?単純に錨の形をしているものではないですね。(笑)
まず考えられるのは、ヤマト艦内では人工重力を発生させている、と言う事実。これは《宇宙戦艦ヤマト -永遠のジュラ編-》にて確認できます。つまりこの重力アンカーとは、この人工重力を波動砲の発射方向とは逆の艦尾方向に向けて一時的に集約して効かせる事で、波動砲の発射の反動を相殺しているのだと思われます。
この『波動砲』(だけじゃないですが)については色々とつっこみどころ満載なのですが、今回はこの辺で。

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